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JOURNAL

M FLOW Pilates Studioを始める理由|身体と向き合うということ

2026.03.26

1. はじめに

この記事は、M FLOW Pilates Studio代表の私が、ピラティスとの出会いと、スタジオを始める理由について書いています。

ピラティスという言葉は、まだまだ誰にでも知られているとは言い難い。
「ディラピス」とか、「ピラピス」とか、そんなふうに言われることもある。

どうやらエクササイズらしい。

でも、ピラティスとはそもそも何なのか。

私自身も、最初はよくわかっていなかった。

そんな私がピラティスに出会う前、長年悩まされていたのが慢性的な肩こりだった。

ひどい時は、頭痛薬を1日3回、2日連続で飲むこともあった。
デスクワークはもちろん、ランニングをしても、ゴルフをしても、何をしても肩がこる。
なぜか肩がこる。

寝て起きた時点ですでに肩がこっていて、そこから頭痛が始まる日もあった。

妻にマッサージしてもらい、マッサージ店に行き、自分でツボ押し器を当て続ける。
そんな日々を繰り返していた私は、自分のことを密かに「肩こり王」と呼んでいた。

そんな私を見かねてか、ある日、妻が通っていたピラティスに、半ば強制的に連行された。

半信半疑だった。
それこそ、心の中では、

「えっ、なに? ティラピス?」

くらいの感覚だった。

体力にはそれなりに自信があった。
ランニングもするし、登山もする、ゴルフもする。
それなりに身体は動かしているつもりだった。

ところが始まってみると、

「きつい、きつい、きつい、きつい」
「無理、無理、無理、無理」

と言いながら過ぎていく60分。

終わった時には、ピラティスが何なのかを理解する余裕などなく、

ただただ自分の身体が思うように動かないことに驚いた。

そして翌日、少し変化に気づいた。

いつものようにランニングをしていると、何かがいつもと違う。
ついでにゴルフの打ちっぱなしに行ってみると、やっぱり何かが違う。

うまく説明はできない。
でも、身体のどこかが変わったような感覚があった。

そこから、私は少しずつピラティスの世界に足を踏み入れていくことになる。

自分の姿勢はどうなっているのか。
なぜ肩がこるのか。
なぜ力んでしまうのか。
なぜ思ったように身体が動かないのか。

それまで何となく使ってきた自分の身体に、初めてきちんと向き合うようになっていった。

ある日、妻が「ピラティススタジオをやりたい」と言い出した。

それに賛成した私は、最初は、妻がインストラクターとしてスタジオを始め、私はそれを手伝う。
そのくらいの感覚だった。

しかし、ピラティスのことを調べ、実際にさまざまなスタジオへ行き、展示会にも足を運び、マシンを見て、触れ、学んでいくうちに、気づけば自分自身もこの世界に引き込まれていた。

展示会で、Merrithewというトロントに拠点を置くピラティス機器メーカーのブースを訪れた。
そこでMerrithewのピラティスマシンを目の前にした時、単純に「かっこいい」と思った。

機能的で、美しくて、存在感がある。
エクササイズの道具でありながら、どこかプロの仕事道具のようにも見えた。

そのマシンに魅了され、結果的に購入することになるのだが、そこでインストラクターになるためのプログラムの存在も知ることになる。

そして私も、ピラティスを受ける側から、伝える側へと、少しずつ歩き始めることになる。

Merrithewのインストラクター養成コースをどのように受講していったのかについては、また別の機会に書いてみたい。

2. なぜ、ピラティススタジオを始めるのか

当初は、妻がインストラクターとしてやっていく予定だった。

しかし、私自身も以前から、

「今の自分を変えたい」
「今までとはまったく違う事業に挑戦してみたい」

という思いを持っていた。

ピラティスを知り、自分の身体の変化を感じ、学びを進めていく中で、次第にこう思うようになった。

自分もインストラクターとしてやってみたらどうか。

そして、いろいろなピラティススタジオへ行く中で、あることにも気がついた。

女性専用のスタジオが多い。
そして、ピラティスに通っている方も、やはり女性が多い。

私はたいてい妻と一緒にスタジオへ行き、妻と一緒にエクササイズを受けてきた。
だから通いやすかった。

でも、もし自分ひとりだったらどうだっただろう。
通えるスタジオは、かなり限られていたのではないかと思う。

中年男性が、ひとりでピラティススタジオの扉を開ける。
これは、なかなか勇気がいる。

また、狭い空間でマンツーマンになる場合、教える側にも、受ける側にも、多少の心理的なハードルがあるかもしれない。

そこで思った。

おじさんである私がインストラクターなら、世の中の中高年おじさんたちにも対応できるのではないか。

中高年の星。

そんな言葉が、頭の中でこだました。

ピラティスに興味はある。
でも、女性専用だから通えない。
若い人ばかりの場所に見えて入りづらい。
身体が硬いし、運動も久しぶりだから不安。
そもそも、自分が行ってもいい場所なのか分からない。

そんなふうに感じている男性も、きっといると思う。

M FLOW Pilates Studioは男性専用のスタジオではない。
女性にも、男性にも、若い方にも、年齢を重ねた方にも来ていただきたい。

ただ、私自身が中年男性としてピラティスに出会い、身体と向き合う面白さを知ったからこそ、同じような立場の方に伝えられることがあるのではないかと思っている。

ピラティスは、ただきつい運動をするものではない。
ただ筋肉を鍛えるだけのものでもない。

呼吸に意識を向ける。
姿勢に気づく。
力みやクセに気づく。
自分の身体がどう動いているのかを知る。

その積み重ねの中で、少しずつ身体の変化を感じる。
自分の変化に気づくことは、やはりうれしい。

姿勢が変われば、マインドも変わる。
そう言い切ると、少し大げさかもしれない。

でも、自分の身体に向き合う時間が、日々の感じ方を少し変えてくれることはあると思っている。

M FLOW Pilates Studioは、そんな場所にしたい。

大きなスタジオではない。
夫婦で運営する、小さなスタジオである。

だからこそ、一人ひとりの身体に丁寧に向き合い、その人にとって必要な動きや気づきを一緒に探していきたい。

ピラティスを少しでも身近にすること。
身体と向き合う時間を、少しでも多くの人に届けること。

それが、私たちがM FLOW Pilates Studioを始める理由です。

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